カリキュラムの策定から伴走まで
学校教育分野では、小中学校の総合学習を活用した探究的な学びの設計と実践に取り組んでいます。教員や教育委員会などとの協働で探究を進めてきました。特に、東日本大震災とそれに伴う原子力災害の被災地である福島県では、復興の大きな柱として探究的な学びが掲げられています。私たちも2014年から被災地域の学校において、探究学習カリキュラムの策定から児童生徒の伴走まで幅広く関わりを持っています。
主体的な市民の育成を目指して
私たちが生きる現代社会は、VUCA(Volatility=変動性、Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑性、Ambiguity=曖昧性、の頭文字をとった造語)の時代と言われる未来の予測が困難な社会。そのような社会の中で、探究的な学びはさらに重要性が増しています。私たちは学習指導要領で明記される以前から、学校や行政と協働しながら探究学習の実践に取り組んでいます。探究的な学びを通じて、地域や社会、自身が接するコミュニティに主体的に向き合っていく市民の育成を目指しています。