「なぜ、政治や社会に関わっていくこと必要なのか?」を考える
学18歳への選挙権年齢引き下げ以降、学校や地域における主権者教育やシティズンシップ教育に注目が集まりつつあります。そうした機運の中で、模擬投票や選挙制度などについて学ぶ機会は増えていますが、そもそも「なぜ、政治や社会に関わっていくこと必要なのか?」というシンプルな問いに答える場は限られています。私たちは、地域や社会課題を題材に思考を巡らすワークショップを企画し、市民が政治や社会に関わっていく必要性を共有する取組みをおこなってきました。商店街を舞台に食品ロスについて高校生たちと考える取組み(東京都品川区)や、若者たちが自分たちの住む町について提案するキミマチプロジェクト(東京都府中市、静岡県浜松市)など、フィールドワークを取り入れたワークショップを企画運営しています。
政治や社会とのかかわりをもっとカジュアルに
日本では、政治や行政の存在が市民と異なる位置にあるように受け止めているような方も少なくないと感じています。私たちは政治分野や行政分野での経験を持っている仲間が多くいることもあり、一市民の生活はすべて政治と関係があり行政などが取組む公共政策や施策と繋がると考えています。政治や社会参画ともっとカジュアルに携わっていく、向き合っていく。そうした考えのもとでシティズンシップ教育や主権者教育の推進を目的に活動をしています。