被災地や復興について主体的に考える
2011年3月に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって避難を強いられた地域において、避難先での学校教育や避難を経て帰還する学校の教育カリキュラムなどを教員や教育委員会と検討してきました。避難によって複雑化した地域コミュニティを再構築するための探究学習(福島県広野町)や、避難先における教育活動を生徒自身が記録を残していく取組み(福島県大熊町)、地域を題材にした探究的な学び(福島県飯舘村)などに取組んでいます。また、学校教育に限らない社会教育や世代間交流の要素を取り入れた企画にも取り組んでいます。
惨害被災地と向き合い、問題解決に取り組む
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は、東日本を中心に甚大な被害を与えました。私たちは、今もなお多くの避難者を出している福島県の沿岸部の自治体と協働しながら避難を経験して(している)地域の学校や子どもたちの支援を教育復興という枠組みで取組んでいます。災害大国である日本として、災害被災地と向き合うことは、国内各地における災害や国内外で起きている紛争などの課題解決の一助になるという考えのもとで取組んでいます。